マラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際の3つの注意点
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
先日の記事で効果的に有酸素能力を強化できるトレーニングとして、リディアードのランニング・バイブルに書かれているマラソンコンディショニング・トレーニングを紹介させていただきました。
マラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際の3つの注意点
このトレーニングを推奨した故リディアード氏は、実施の際にいくつかの注意点を書いています。
そこで今回の記事ではマラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際の注意点について見ていきたいと思います。
マラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際の注意点
1.道路で行う方がいい
2.故障特にシンスプリントに気をつける
3.リラックスして走る
これら一つ一つについて詳しく見ていきますと・・・
1.舗装道路で行う方がいい
マラソンコンディショニング・トレーニングは長い時間走り続けるトレーニングのため、筋肉を早くから疲れさせないため、地面の反発を得られる舗装道路で実施する方が、より効果的な練習を実施する事ができます。
一方芝生などの不整地で実施すると地面の反発を得にくく、障害物などを避けたりでイレギュラーな動きが必要となる場面が多くあり、早い段階で筋肉が疲れてしまい、長時間走り続けるのが難しくなってしまいます。
そんな不整地での練習だからこそ得られる練習効果もあるのですが、マラソンコンディショニング・トレーニングで効率よく心肺を強化するには、不整地でのイレギュラーな刺激より、舗装道路を走って効率の良い負荷を継続的にかけるようにしてください。
2.故障特にシンスプリントに気をつける
アスファルトなどの舗装道路で長い時間走り続けるときは、どうしても故障のリスクが高くなってしまいます。
特にマラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際に特に発症リスクの高くなるシンスプリント(すねに重い痛みを伴う症状)に気をつける必要があるとリディアードのランニング・バイブルには書かれています。
そのためマラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際は、安物のシューズを履くのでなく、ソールのしっかりしたシューズを履いて走る事が大切です。
さらに走り終えた後は、アイシングですねまわりを中心に違和感のある部分をしっかり冷やす事で、早め早めの故障予防につなげるようにしていください。
3.リラックスして走る
マラソンコンディショニング・トレーニングは長い時間走り続けることになるため、少しでもロスになる動きはなくしたいところ。
そのために大切なのはリラックスして走る事。
特に長時間走っていると力が入ってしまいがちな上半身をリラックスさせる事に集中すると、自然と下半身の動きは効率的な動きをするようになります。
ちなみにリディアードのランニング・バイブルではマラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際は、「頭を高い位置に保ち、腰を前に前に運ぶ」「腕は低めに振る」「上半身を横ブレさせない」などのフォームに関するアドバイスが書かれています。
マラソンコンディショニング・トレーニングは長く継続する事が大切という事で・・・
マラソンコンディショニング・トレーニングはリディアード式トレーニング方法において、全ての運動の土台となる重要なトレーニングです。
その土台作りをしっかり行うための一番の秘訣は、何と言っても長く継続して行くこと。
その継続のために一番大切なのは、とにかく故障に気をつける事。
そして効率のよい走りができる環境で、リラックスしながら、楽しく長く走り続ける事が重要です。
・・・というわけでマラソンコンディショニング・トレーニングを実施する際は、上記3つのポイントを常に意識して走るようにしてみてください!!
今回の記事で参考にさせていただいた書籍
大修館書店
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。