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オリンピック金メダリストも実施している高地トレーニングとはどんなトレーニング?

セカンドウィンド四日市では9月22日(火・祝)と23日(水・祝)の連休を利用して、長野県富士見町の「ジュネス八ヶ岳」にて秋合宿を行います。

ジュネス八ヶ岳ホームページはこちら

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今回の秋合宿で実施するトレーニングは「高地トレーニング」。

高地トレーニングは野口みずき選手や高橋尚子さんが、トレーニング効果を生かしてオリンピックで金メダルを獲得した事で、マラソンにおける練習効果のほどを知られるようになりました。

他にも世界を目指すマラソンランナーならまず例外なく実施している高地トレーニング、今回の記事ではその高地トレーニングがどのようなものかを見ていきたいと思います。
 

その名のとおり高いところで行うトレーニング

高地トレーニングでいう高地とは「標高が高くて気圧が低い環境」の事で、一般に標高は約1,000m前後からはじまると言われています。

高地では気圧が低くなる関係で、血液が体内に送り出せる血液の量が少なくなり、平地と同様の負荷の練習を実施しても、よりきついトレーニングができるようになります。

 

心肺機能強化に効果あり

高地では血液が平地より効果的に体内に酸素を送り出せなくなるため、呼吸が苦しくなります。

そのためより酸素を身体全体に送り出すべく心肺が活発に動くようになるため、心肺機能が強化できます。

また筋肉への酸素供給が制限されるようになる事で、筋肉内での酸素運搬能力が高くなるうえ、筋肉内でより酸素を効率的に利用できるようになると言われています。

 

本来は3週間以上高地に滞在すると効果的

高地ではその厳しい環境に身体が適応できるよう、体内に酸素を効率的に取り込むために必要な「ヘモグロビン」や「赤血球」などの数値がアップしていきます。

また筋肉への疲労などを誘発する乳酸の代謝がおさえられるため、多少きつい負荷のトレーニングを行っても乳酸が溜まりにくくなる効果も期待できるそうです。

ただしそのようなトレーニング効果を得るためには、3週間以上の長期滞在が必要とされているのですが、それだけの時間滞在できるランナーの数はかなり限られていると言わざると得ません・・・

 

一番適した標高は標高1600〜1800m

一般的に高地トレーニングに適した標高は1800m前後と言われていて、日本国内の合宿地としては長野県の「菅平」や岐阜県の「御嶽高原」などがちょうど条件に適したロケーションと言えます。

ただし高地では疲労がたまりやすく、オーバートレーニングになる可能性もあるため、ランニング初心者の方や高地を苦手とする方の場合は、1000m〜1200m前後の標高でのトレーニングでも十分な練習効果が見込めます。

 

そんな多くの効果が見込める高地トレーニングですが・・・

以上のように高地トレーニングの練習効果などについて書かせていただいたわけですが、今回セカンドウィンド四日市で実施する八ヶ岳合宿の標高は1250m前後とそれほど高くなく、滞在期間も1日半と短く、それほど多くの高地トレーニング効果が見込めるわけではありません。

ただ私どもの秋合宿で何より重視しているのは、いつもと異なる環境で楽しく充実した練習を実施できる事。

その目的達成のためであれば、今回の八ヶ岳合宿は最適のロケーションという事で、来週は2日間がっつりメンバーの皆さんと楽しくがっつり走ってきたいと思います!!

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