世界的名コーチに学ぶ子供のためのマラソン指導方法(2)
こんにちは。セカンドウィンド四日市の代表・多田夏彦です。
セカンドウィンド四日市では11月よりジュニアクラスをスタートするという事で、子供達がどのような練習をすれば楽しく走力アップできるかについて研究中です。
セカンドウィンド四日市・ジュニアクラスについて詳しくはこちら(別サイト)
そこで先日の記事で子供のためのマラソン指導方法(1)として、「どのくらいの距離を走らせていいか?」などについて書かせていただいきました。
さらにもう一つ子供達にオススメのメニューがある事が、世界的ランニング名著リディアードのランニング・バイブルには書かれています。
今回の記事ではそのオススメメニューについて紹介させていただきますと・・・
子供にはクロスカントリーがおすすめ
リディアードのランニング・バイブルでは子供たちにオススメのメニューとしてクロスカントリーが紹介されており、故リディアード氏の生まれ故郷ニュージーランドでは8歳くらいの子供が3〜5キロのクロカン走を実施するそうです。
「小さな子供に不整地でそんなに長い距離を走らせて大丈夫か・・・」という話になってくるのですが、実際子供にとって危険なのは長く走り続けるのでなく速く走り続ける事で、それが誤解されているために多くのランナーがその芽を潰されたとまで書かれています。
クロカンで楽しく基礎体力作り
クロカン走ではトラックのようなタイムに縛られる必要がありません。
そのため景色や地形の変化を変化を感じつつ純粋に走る事を楽しみながら、将来のための基礎体力作りを行う事ができます。
そんな基礎体力作りに向けたクロカンで重要なのは、子供達それぞれが自分自身で気持ちよく走れるペースを決め、それを守りながら楽しく走る事。
自分の限界を越えない範囲の適度なプレッシャーをかけながら走るのがいいとリディアードのランニング・バイブルには書かれています。
ジュニアクラスではクロカン走も定期実施
子供達はいろいろな事に興味を持つため、長い距離をただただ走らせていても、つい飽きてしまいがち。
・・・ですがクロカン走のような地形や景色の変化に富んだところを走っているなら、その飽き予防にも大きな効果が期待できます。
さらにクロカンには効率の良いフォームの習得など、他にも数多くの練習効果が見込める高効率メニュー。
そんなクロカンを取り入れない手はないと言う事で、セカンドウィンド四日市・ジュニアクラスでは定期的にクロカン走もメニューに組み入れていこうと考えています!
セカンドウィンド四日市・ジュニアクラスについて詳しくはこちら
今回の記事で参考にさせていただいた書籍
大修館書店
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。