ダイエット志向ランナーには空腹ランがオススメ
ランニングを始めるきっかけナンバー1と言えば「ダイエット」。
ダイエットのために走る・・・と言っても初心者の方にとって走ることは決して楽なことではなく、どうせきつい思いをしてまで走るなら、効率よくダイエットにつなげていきたいところ。
そんなダイエット志向のランニング初心者の方にまずオススメなのが「空腹ラン」です。
お腹が空いたら走っていても力が入らない・・・という方は多いと思いますが、それでもお腹が空いた中でのランニングをオススメするには理由があります。
そこで今回の記事では、ダイエット志向ランナーの方に空腹ランをオススメする理由、そして実施の際の注意点などについて紹介していきたいと思います。
空腹ランは脂肪を優先的に燃やしてくれる
ランニングで本来最優先でエネルギー源として燃焼されるのはグリコーゲンなどの糖質。
・・・ですが空腹時には脂肪に比べて貯蔵量が少ないグリコーゲンが不足気味の状態になります。
そんな状態で走り出すとグリコーゲンなどの糖質を節約するために、筋肉は脂肪を最優先で使おうとするため、体脂肪がエネルギーとして燃焼されやすくなります。
空腹ランはエネルギー生産工場「ミトコンドリア」を増やす
筋肉などの細胞内で糖と脂肪と酸素を取り込んでエネルギーを生成する働きを持ち「エネルギー生産工場」とまで言われるのがミトコンドリア。
このミトコンドリアの量が増えれば、より脂肪が短時間で大量に燃焼しやすくなり、脂肪がエネルギーに変わりやすい身体を作ってくれます。
そんなミトコンドリアを増やす一番の方法は「空腹」であること。
ミトコンドリアは体内に栄養が行き渡り過ぎていると働くのをサボる傾向があるらしいのですが、空腹になると身体がもっとエネルギーを作らなければと焦ってミトコンドリアの量を増やしてくれるそうです。
空腹ラン実施時も水分補給は重要
空腹ラン実施時であっても、給水はしっかりとってから走り始めることが重要。
水分が身体の中で不足した状態で走ると、血液中の水分も不足するため血がドロドロになってめぐりが悪くなり、酸素が身体中に行き渡らなくなるため、かえって脂肪が燃焼しづらくなります。
特に朝起床後はコップ1杯から2杯分の水分を失っているため、最低でもコップ2杯の水分補給は必要不可欠。
また夕方などの空腹時に走る時でも、できれば1〜2時間ほど前からこまめに水分を補給しておくことで、体内に走るのに十分な水分を行き渡らせておくよう意識しましょう!
必要以上の長時間ランは危険
今回の記事ではダイエットランナーの方にオススメの空腹ランについて紹介させていただいたわけですが、空腹ランを実施する際に特に初心者の方が注意すべきは、必要以上に長い距離を走ろうとしないこと。
いくら脂肪を燃やしたいからといっても、糖質が不足した状態で長い時間を走り続けることは、糖を唯一のエネルギー源とする脳の働きを鈍くするなどかなりの危険を伴います。
特に長い距離を走り慣れていない方は、長くても30分以内を目安に空腹ランを実施するようにしましょう!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。