乳酸をエネルギーに変換しやすい身体をつくる「テンポ走」とは?
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
今日より12月がスタートしましたが、セカンドウィンド四日市では今月より木曜夜練習会を霞埠頭の500mコースに場所を変更して、練習を実施します。
そんな木曜夜練習のメインメニューの一つと考えているのが「テンポ走」。
テンポ走という言葉に聞き馴染みのない方も多いと思いますが、どのようなメニューかについて見ていきますと・・・
テンポ走とは
テンポ走とは比較的速いペースで走っているけど、20〜30分の時間であれば維持できるペースで走る練習の事。
言わば、一定のペースを維持して走る「ペース走の速い版」とも言えるメニューです。
このペースの目安としてセカンドウィンド四日市では、サブ3を目指す方ならハーフマラソンの目標ペースに近いペース、サブ4を目指す方なら10キロのレースペースを目安に走っていただいています。
テンポ走の練習目的
テンポ走を実施する一番の目的は、身体に多く蓄積すると走りの大きな妨げとなる「乳酸」をエネルギーとして変換する能力を高め、身体に乳酸が溜まりにくい身体をつくること。
乳酸をエネルギーとして効率的に変換する能力を高めることができると、乳酸が身体に溜まりにくくなることで。今まで走っていたペースが楽に走れるようになります。
言い換えると乳酸が溜まりにくい身体をつくる事で、余裕を持って走れるペースが以前より速くなります。
この乳酸が溜まりにくい身体を作るというのは、持久力を必要とするスポーツ全てにおいて重要で、特にマラソンにおいては最重要とも言える能力を、テンポ走は最も効率的に高めることができると言われています。
一人で実施するのはかなりきついテンポ走
テンポ走はインターバル走ほど速いペースで走らないにしろ、比較的速いペースを維持して、20分以上の時間を休むことなく走り続ける練習という事で、一人で実施するにはかなりきつい練習・・・
ただその分比較的速いペースを維持して設定時間を走り切れた時は、レース本番に向けて大きな自信につなげる事ができます!
そんなテンポ走ですが、一番ベストの方法は走力の近いランナーの方と一緒に走る事。
この方法だと、一人で走っていた時よりはるかに楽に感じる場合が多いようです!
マラソンは基本一人で走るスポーツですが、練習段階では仲間とお互い刺激し合いながら、走力を高めていくことも非常に重要。
特にテンポ走はきつい練習になる分、その効果は折り紙つきですので、特にレースで後半思わぬ失速をしてしまう・・・という方は、走力の近いランナーを見つけて積極的に練習メニューに取り入れてみてください!
関連サイトはこちらから
セカンドウィンド四日市を運営する「らんしす」のホームページはこちら
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。