1. HOME
  2. ブログ
  3. フルマラソンの予想完走タイムも算出できるスピード練習「ヤッソ800」とはどんな練習?

フルマラソンの予想完走タイムも算出できるスピード練習「ヤッソ800」とはどんな練習?

セカンドウィンド四日市では9月22日(火・祝)、23日(水・祝)の2日間、八ヶ岳の麓長野県富士見町にて秋合宿を開催しました。

その初日に実施しましたのがスピード練習。

普段のクラブ練習会のスピード練習といえば、1kmや400mなどオーソドックスなインターバル走を実施する事が多い当チームですが、せっかく普段と異なる環境での練習という事で、今回は「ヤッソ800」を実施しようと考えています。

あまり聞きなれない方も多いと思われる「ヤッソ800」という練習メニューですが、今回の記事では実際どのような練習かについて見ていきたいと思います・・・

 

ヤッソ800の練習内容

ヤッソ800では800mの疾走と400mのジョギングを同じタイムで交互につなぐトレーニングです。

このヤッソ800ではフルマラソンのおおよその完走タイムを算出する事ができると言われていて、その計算式は下記の通りとなっています。

800m  X分Y秒=フルマラソン完走タイム X時間Y分

この算出式によりますと、ヤッソ800で800mを4分30秒で走る方は、フルマラソンを4時間30分で走る事ができるという事になります。

ただしもともとスピードに強みのあるランナーであれば、フルマラソンを4時間30分で走る方でも800mを4分を軽く切るペースで走る事もあります。

逆にスタミナに強みを持つランナーであれば、フルマラソンを4時間半で走れても、800mを5分近いタイムでしか走れない方もいらっしゃるため、あくまで参考として考えた方が良さそうです。

 

ヤッソ800のを実施する場所は?

ヤッソ800を実施するのにもっとも適した場所は陸上競技場のトラック。

陸上競技場のトラックは1周400mのところが多く、ヤッソ800を実施するうえで疾走をトラック2周(800m)、つなぎのジョギングを1周(400m)とつなぎ目がわかりやすい点で特にオススメと言えます。

 

ヤッソ800の練習効果

ヤッソ800の練習効果はインターバル走とほぼ同様で、最大酸素摂取量の向上やスピードの強化など、短時間で効率的に走力アップにつなげていく事ができます。

最大酸素摂取量についてくわしくはこちら

ただし1キロインターバル走に比べると200m短いうえ、400mのジョギングと疲労回復のための時間も十分取れるため、比較的取り組みやすい練習とも言えます。

・・・とは言っても脚筋や心肺には大きな負担がかかる練習のため、初心者の方は様子を見ながら実施した方がいいかもしれません。

 

ヤッソ800はこんな方にオススメ

ヤッソ800を一番オススメしたいのは、フルマラソンで明確な目標を持っていらっしゃるけど、普段ペースを上げて走る事が少ないランナーの方。

フルマラソンの予想タイムを算出できるとなれば、フルマラソンの目標が明確であればあるほど、実施するモチベーションが高まる事は間違いありません。

またペースを上げて走ると身体全体の動きが大きくなるため、ランニングフォームの改善につながります。

さらにゆっくり走っている時には使わない筋肉も動員されるようになるため、より効果的に脚筋を鍛える事ができる点もオススメのポイントと言えます。

 

ゲーム感覚で実施するのもオススメ

以上のようにヤッソ800の内容について今回は見ていきましたわけですが、今回ヤッソ800を実施する秋合宿地・富士見町の標高は1200m超と、平地に比べるとかなり心肺に負担がかかるため、上記の算出タイム通りに実施するのは結構きつかったはず。

・・・それでもメンバーのほぼ全員が、目標のペースで目標の本数を見事こなして、ヤッソ800を走りきることができました!

メンバーからの声では、「普段とは異なるスピード練習で実施していて楽しかった!」、「800m10本でフルマラソンの目標タイムへの実力だめしができるのは興味深かった!」などと良好なご意見も多数!

ぜひ皆様もフルマラソンでの目標達成に向けて、試しに「ヤッソ800」を実施してみてください!!

関連記事