牛肉がマラソンに及ぼす3つの効果
マラソンは長時間にわたって筋肉を破壊し続ける運動とも言え、その破壊された筋肉を修復するためにはタンパク質の摂取が必要不可欠です。
タンパク質には「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2つがあって、なかでも動物性タンパク質は体内で利用されやすいということが特徴で、90%近くが筋肉の修復といった身体づくりなどのために利用されています。
そんな動物性タンパク質のなかでも人気が高く、マラソンでも大きな効果が期待できる食材のひとつが牛肉。
そこで今回の記事では牛肉がマラソンに及ぼす3つの効果について見ていきたいと思います。
1.タンパク質が身体をつくってくれる
牛肉に含まれる「動物性タンパク質」は体内で作ることができない「必須アミノ酸」がバランス良く含まれていて、走れる身体づくり、特に良質の筋肉と血液をつくるためには必要不可欠な栄養素と言えます。
2.ヘム鉄が貧血を予防してくれる
牛肉、特に赤身肉に多く含まれる「ヘム鉄」は、野菜や海藻などに含まれる非ヘム鉄に比べると吸収率が10倍近く高いと言われていて、血液が筋肉に酸素を送り届けるために欠かせないヘモグロビンを作るために栄養素です。
ヘモグロビンの減少はランナーの大敵・貧血の大きな要因となるため、吸収のいい「ヘム鉄」を多く含む牛肉は貧血予防の大きな味方になってくれます。
3.ビタミンB2が脂肪の燃焼を助けてくれる
牛肉にはビタミンB群が多く含まれていますが、なかでもビタミンB2は脂質のエネルギー代謝を助ける栄養素。
長時間余裕のあるペースで走り続けることとなるフルマラソンなどでは脂質も糖質同様に大きなエネルギー源となるため、その脂質をより効率的に燃やしてエネルギーにするうえで、牛肉に含まれるビタミンB2は大きな力となってくれます。
オススメは「モモ肉」「ヒレ肉」そして「スネ肉」
上記のようにマラソンにおいても大きな力を及ぼしてくれる牛肉ですが、脂肪やコレステロールが多く含まれていて、脂身の多いところばかりを食べていると、体重の増加につながることはもちろん、生活習慣病などの病気のリスクも大きく高まってしまいます。
そこでマラソンのためにオススメなのは「モモ肉」や「ヒレ肉」など低脂肪の部位。
また「スネ肉」は軟骨や腱などをつくるコラーゲンを多く含んでいるため、骨や腱・靭帯などを強化したい方にはよりオススメと言えます!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。