アップダウン対策にもレース前の刺激入れにもなる「坂道ダッシュ」
このブログでも何度も書かせていただいておりますが今週末10日(日)岐阜県揖斐川町で「いびがわマラソン」が開催されます。
いびがわマラソンは最大高低差136mとアップダウンがキツく、坂道対策が必須と言える大会です。
・・・がレース1週間前に迫った今の段階で長い距離の坂道を走っても、疲労を残すだけでそれほど有効な坂道対策にはなり得ません。
そんな今の時期におススメしたい練習メニューが「坂道ダッシュ」です。
坂道ダッシュとは坂道を全力の80%程度のスピードで走って上がり、同じ距離をゆっくりジョギングで下る、その2つを繰り返すトレーニングです。
この坂道ダッシュは5〜10本と回数を多くこなし、距離も100〜150m程で実施するとインターバル練習の代わりにもなる練習なのですが、それではレース本番に向け疲労を残す可能性大です・・・
そこで今回おススメするのは、ジョギングを実施した後の「刺激入れ」としてウィンドスプリントと同様の目的で実施する坂道ダッシュです。
このジョギング後に実施する坂道ダッシュは2〜3本と本数は少なめに、そして距離も50〜80mと短めにして大きな腕振りを意識ながら走ります。
このトレーニングで最も期待できるのは坂道を駆け上がるためのバランスのよいフォーム習得です。
坂道を駆け上がるためには「上り(登り)坂ではどうやって走るべき?」の記事で書かせていただいたとおり上半身全体を腰にのせて走るイメージで走る事が重要で、そのためには体幹を意識した走りが必要となります。
さらに坂道を力強く駆け上がるためには腕全体を大きく、低い位置で振るイメージで走る事が大きなポイント。
坂道ダッシュではその2つを同時に行いながら走ることができるため、結果的に坂道を走るのに適したフォームづくりにつながります!
・・・というわけで坂道を走るためのフォームもつくれ、レース前の刺激入れにもなる「短縮版(?)坂道ダッシュ」。
「いつもレース前のジョギング後はウィンドスプリントを実施している」という方も、いびがわマラソン対策としては坂道ダッシュが一番のおススメと言えます!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。