オリンピックメダリストのレース当日の朝食
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
フルマラソンでは普段では考えられないほどのエネルギーを消費するため、そのための蓄えが必要です。
その蓄えのための方法として先日の「フルマラソン3日前から実施できる簡易法カーボローディングとは?」の記事で書かせていただいたカーボローディングを実施するわけですが、いざ当日の朝の食事となると結構悩む方も多いはず。
そこで今回の記事では「レース当日の朝は何を食べればいいか?」という事について書かせていただきたいと思います。
レース当日の朝食のポイント
レース当日の朝食の基本は3日前から始めたカーボローディングの締めくくりとしてごはん、パスタ、お餅などグリコーゲンが多く、消化がゆっくりなでんぷんを多く含んだ多糖類である食事を摂る事になります。
特におもちは腹持ちもよく高カロリーのためレース当日のおススメ食材と言えます!
そして「カーボローディングにプラスしたい栄養素「クエン酸」」で書かせていただいたとおりクエン酸を多く含むオレンジジュースやグレープフルーツジュースなどを一緒に飲むのも効果的です。
・・・とは言ってもやはり「なかなか朝食メニューが決められない・・・」というかたは多い(?)はず。
そこでオリンピックでメダルを取った女性ランナーお二人のレース当日の食事を見ていきますと・・・
高橋尚子さんのレース前の朝食は?
まず1人目はシドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんのメニュー、ふりかけご飯に梅干し、納豆みそ汁、安倍川もちと砂糖醤油をからめたもち、そしてカステラと結構な量の朝食です・・・
有森裕子さんのレース前の朝食は?
そして2人目はバルセロナ・アトランタオリンピックの銅メダリストの有森裕子さんのメニュー、梅干し入りおにぎり2個、餅入りみそ汁、カステラ、そしてオレンジジュースと高橋尚子さんよりは量が少なそうです・・・
二人に共通するのは?
・・・と量の問題ではなく共通点を見ていきますと、お餅・カステラと糖質豊富な食材とクエン酸豊富な梅干しが挙げられます。
もちろんお二人がオリンピックでメダルを取ったのは日頃の努力の成果である事は間違いないのですが、もしかするとお餅、カステラそして梅干しが大きな力になった可能性は否めません!
フルマラソン前の朝食は無理矢理でも・・・
以上のように今回の記事ではレース当日の食事について書かせていただいたわけですが、レース当日で一番マズいのは緊張し過ぎなどの理由で何も食べないこと。
特にフルマラソン前に朝食を食べない事は火事場にダイナマイトを抱えながら走っていくようなものです・・・
と稚拙な例えはともかくレース当日の朝は出来る限りしっかりとエネルギーを体内に蓄える意識が非常に重要!十分な蓄えを行っていただき後悔のないレースでの走りにつながるよう心より祈りたいと思います!!
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。