ランニングでもまず鍛えるべき体幹部位は「腹横筋」
ここ最近はどのスポーツであっても、体幹を鍛えることがかなり重要視されるようになりました。
ただスポーツによって鍛えるべく筋肉は大きく異なるため、メインで実施している競技に合わせたトレーニングメニューを組む意識が重要となってきます。
特にランニングは効率よく前に進む動きが要求されるスポーツで、球技スポーツなどとは体幹トレーニングで求められるものが大きく異なります。
ランニングで体幹トレーニングに求められるもの
ランニングは球技などと異なり横への動きが極端に少なく、身体を反ったり、ひねったりという動作もありません。
その分重視されるのが、胴体の部分を固定させるためのトレーニング。
胴体の部分がしっかり固定できると、上半身を中心に走り全体に無駄な動きが少なくなります。
そして胴体部分が固定できると、腕を振る、脚を運ぶというランニングの基本動作が、よりスムーズに行えるようになります。
まず鍛えるべきは腹横筋
そんな安定した胴体部を作るために、最も重視されるのが腹横筋です。
腹横筋とはその名の通りお腹の横側にある筋肉で、お腹周りの筋肉の中でも最も奥深くに存在するインナーマッスルの一つ。
この腹横筋はお腹周りの内臓を包み込むコルセットのようになっていて、お腹を締める時に使われるなど、呼吸時においてかなり重要な役割を担います。
さらに上体を安定させるために最も重要な筋肉で、胴体部分を固定させるために必要不可欠な存在でもあります。
腹横筋を鍛えるのは結構難しい?
腹横筋は上体を安定させることが主な役割で、ひねったり、反ったりといった体幹の動きにはほとんど関与しません。
そのためどのように動かすかが、非常にわかりにくい筋肉で、集中的に鍛えるのが難しい筋肉とも言えます。
そして腹横筋を鍛えるための体幹トレーニングメニューは、一般的にイメージする体幹トレーニングとは少し異なるものになるのですが、具体的なトレーニング方法は別の記事で紹介していきたいと思っています。
腹横筋を鍛えて安定したフォームを手に入れよう!
腹横筋は鍛えても、いまいち効果を実感しづらい筋肉とも言えるのですが、ある1〜3ヶ月程度続けていくと、走りに特に左右のブレがなくなり、安定したフォームで走れている自分に気づくはずです。
ブレない安定したフォームを作ることができれば、無駄な動きが減り、効率よく走れることはもちろん、余計な力が入らないため故障予防にもつながります。
・・・というわけで効果が実感できるまでに少し時間がかかりますが、意識的に鍛えていけば、必ず走力アップおよび故障予防につながる腹横筋。
特にここ最近故障がちな方は、積極的に腹横筋強化メニューに取り組んでみてください!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。