レース直前期のサブトレーニングはどれくらいなら実施しても大丈夫か?
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
レースが直前に近づいた段階からは、練習の質は落とさず、走る距離を徐々に減らしていく「テーパリング」で、今までの練習で溜まった疲労を抜いていく事が大切になってきます。
ただ走る距離を減らしていくと、その分走る以外のサブトレーニングを増やしたくなる方は結構多いのでは?
そこで今回の記事では「レース直前期のサブトレーニングはどれくらいならやってもいいものか・・・」という事について見ていきたいと思います。
レース直前期のサブトレーニングのポイント
・体幹トレーニングは少しずつ減らす方がいい
・動的ストレッチや動きづくりは普段通りならOK
・静的ストレッチは直前までOK、ただやりすぎはNG
この一つ一つについて見ていきますと・・・
体幹トレーニングは少しずつ減らす方がいい
体幹トレーニングはフルマラソン本番においても、後半まで失速の大きな要因となるフォームの崩れを防ぐために非常に重要です。
・・・ただ体幹トレーニングも疲労を溜め込む大きな要因になる可能性もあり、直前期にあまり積極的に実施することはおすすめできません。
特に普段体幹トレーニングをそれほどしっかりやっていない方が、直前期だからといって頑張りすぎると、予想以上に疲労を溜め込んでしまう可能性があります。
また日常から体幹トレーニングを実施している方も、走る距離同様、レースが近づくにつれて量を減らす意識を持った方がよさそうです。
動的ストレッチや動きづくりは普段通りならOK
そしてウォーミングアップなどで実施する動的ストレッチや動きづくりのドリルについては、レース直前期の緊張をほぐす意味でも、日常から実施しているメニューならOKです。
ただ今までやったことのないようなメニューをいきなりはじめたり、量を増やしたりすると、予想外に疲労が溜まったり、最悪故障にもつながりかねないためオススメできません。
動的ストレッチや動きづくりについては、あくまで普段通りの実施を心がけるようにしましょう。
静的ストレッチは直前までOK
そしてクールダウンや寝るなどに実施する静的ストレッチは疲労抜きの効果もあるため、直前期に入っても少し長めに実施してもOKです。
ただ今までやってきた時間より極端に長くやっても、逆効果になる可能性があります。
また動的ストレッチなどと同様、普段やっていないようなメニューをはじめたり、無理に筋肉を伸ばし過ぎようとすると、故障のリスクもあるため、静的ストレッチについても基本は普段通りの実施を心がけましょう。
基本はサブトレーニングもテーパリングの意識で
今回の記事ではレース直前期のサブトレー二ングの量について見ていったわけですが、レース直前期はラン同様サブトレーニングも徐々に量を減らしていくのが無難。
特にレース1週間前の段階からは、思い切ったトレーニングは控え、無難な練習でコンディションを整えていくようにしましょう!!
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今回の記事で参考にさせていただいた書籍
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。