インターバル走で最も鍛えたい「最大酸素摂取量」とは?
毎週火曜夜に実施していますセカンドウィンド四日市・中央緑地公園陸上トラック練習会メニューの中心となりますのが「インターバル走」
インターバル走とはレースペースより速いペースで走る「疾走期」と疲労回復を目的としたジョギングでつなぐ「緩走期」を交互に走る練習で、数あるマラソン練習の中でも一二を争うきつさを誇るトレーニング。
そんなかなりきつい練習となる分、多くのトレーニング効果が期待できるインターバル走ですが、なかでも最大の練習目的となりますのが「最大酸素摂取量」の向上にあります!
最大酸素摂取量(VO2max)とは運動中に体内に取り込むことのできる酸素の単位時間あたりの最大値のことで、マラソンのような有酸素運動におけるスタミナをはかるうえで最も有効は指標とされています。
長い時間酸素を取り込み続けることで、エネルギーを持続的に生産しながら走ることとなるマラソンでは、当然この値が高い方が有利となります。
最大酸素摂取量を高める方法としては筋トレなどによる筋肉の肥大、ゆっくり走るトレーニングでこそ身につきやすい毛細血管網の発達などいろいろな方法が言われていますが、なかでも最大酸素摂取量を最大限に高めるために、ランニングの名著の1冊であるダニエルズのランニング・フォーミュラにはこのような記述があります。
VO2maxを最大限に高めるためには、ランニング中、酸素運搬・利用システムに限界まで刺激を与えなければならない
引用先 ダニエルズのランニング・フォーミュラ p38
このような刺激を与えるのに最も適したトレーニングがインターバル走と言われていて、呼吸をゼイゼイさせながらの疾走期と、完全に呼吸が回復しない程度のジョギングでつなぐことが、最も最大酸素摂取量向上につながる可能性が高くなるとされています。
マラソンを走る上で最も大切な能力と言える「最大酸素摂取量」を強化するうえで大きな効果が期待できるインターバル走ですが、一人で実施していると心折れるトレーニングの筆頭格とも言え、特に今の暑い時期は早々にリタイアする可能性大・・・
そんなリタイア防止のためにも、インターバル走は一人で実施するのでなく、走力の近い仲間と一緒に刺激し合いながら実施するのが一番のオススメのトレーニングであることは間違いなさそうです!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。