意外と知られていないランニング前のコーヒーが及ぼす嬉しい効果とは?
利尿作用があるとされるカフェインを多く含み、ランニング前にはNGと思われがちな飲み物の一つがコーヒー。
・・・ですが、実はコーヒーに多く含まれるカフェインには、ランニングにおいて、特に初心者の方にとって、かなり嬉しい効果が見込めます。
カフェインが及ぼす嬉しい効果
カフェインというと覚醒作用や利尿作用が有名ですが、他に脂肪の分解を促進する酵素の働きを活性化させる働きも持っています。
その効果により、体内の脂肪が分解され、エネルギーとして消費されやすくなります。
つまりカフェインには、ランニングでの脂肪燃焼を大きく手助けしてくれる効果が期待できます。
ランニング前にコーヒーを飲むタイミングは?
カフェインは、コーヒーを飲んでから約20〜30分で吸収され、血流に乗って、全身に運ばれるようになります。
そのためランニング前にコーヒーを飲む場合は、直前に飲むのでなく、できれば走り出す30分前に飲むのがベスト。
このタイミングなら走り始める前に、尿を出すこともでき、なおかつ走り出して早々に脂肪を燃やすのも助けてくれるはずです!
他にもまだあるコーヒーの脂肪燃焼効果?
コーヒーにはカフェインの他、クロロゲン酸なるポリフェノールの一種があります。
このクロロゲン酸にも脂肪燃焼の効果が期待できます。
・・・のですがクロロゲン酸は熱に弱く、コーヒー豆の焙煎時に多くが分解されるとの話も。
そのためこのクロロゲン酸による、脂肪燃焼効果は期待できないかもしれません・・・
ランニング前のコーヒーは体質に応じて
マラソンレースの前に飲む飲料としてなにかと避けられがちなコーヒーですが、実は実業団クラスのトップランナーの方でもレース前にコーヒーを飲んでいる方は結構いらっしゃるようです。
またカフェインには興奮作用もあるとされるなど、以前はドーピングにひっかかるほど、レースの結果を左右するのではと言われていました。
そんなコーヒーですが、利尿作用が激しい方は、やはりランニング前、特にレース前のコーヒーはできるだけ避けた方が無難。
逆に普段からコーヒーをよく飲んでいる方で、それほど利尿作用を感じない方は、むしろストレスを溜め込まないために、ランニング前のコーヒーを習慣化しても面白いかもしれません!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。