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脂肪を効率よく燃焼するために30分は走りたい(身体を動かし続けたい)3つの理由

ランニングを始めた理由の一番手に上がるのが「ダイエット」

なかでも溜まりに溜まった身体の中の脂肪を燃焼させたくて、ランニングを始められた初心者の方はかなり多いはず。

そんなダイエット志向の初心者ランナーの方によく聞かれる質問が「走り始めて最初のうちは1日どれくらい走ればいいですか?」というもの。

そんな時に「効率よく脂肪を燃やしたいなら、できれば30分は続けて身体を動かすようにしてください」ということをお答えしています。

そこで今回の記事では、なぜ脂肪を燃やしたいなら30分は身体を動かす必要があるかについて見ていきたいと思います。

 

1.脂肪は20分過ぎから効率よく燃えはじめる

一時期20分以上身体を動かさないと、脂肪は燃えないという説がまことしやかにささやかれていました。

・・・がそれは大きな誤解で、実際は身体を動かした直後から脂肪はエネルギーに変わるべく燃焼を始めています。

ただし身体の動き始めは脂肪以上に燃焼しやすい糖質が、より多めにエネルギーとして利用されます。

その運動を続けていくと、徐々に糖質の燃焼割合が減って逆に脂肪の燃焼が増えはじめ、20分以上たつと脂肪の燃焼割合が糖質を逆転すると言われています。

そんな脂肪燃焼比率が逆転した状態で、さらにもう少し走り続けることができれば、より効率的に脂肪を燃やせることは言うまでもありません!

 

2.体脂肪をエネルギーに変えるミトコンドリアの増加

ランニングによる脂肪燃焼は、走っている時だけでなく、走り終えた後にも続きます。

そんな脂肪燃焼に大きな役割を果たすのが「エネルギー生産工場」と言われる「ミトコンドリア」の存在。

ミトコンドリアは人間の細胞のなかにあって、脂肪や糖質などのエネルギー源をつくりだしてくれる働きを持ちます。

このミトコンドリアの数が身体のなかで増えれば、より脂肪が短時間で大量に燃焼しやすくなり、脂肪がエネルギーに変わりやすい身体を作ってくれます。

ちなみにミトコンドリアはある程度身体を動かし続けて、筋肉を動かす時のエネルギー源となる「ATP」がある程度枯渇しないと増加しにくいとも言われています。

そこで疲れたらウォーキングなどを入れながらでもいいので、30分は身体を動かし続けたほうが、より脂肪を燃やしやすい身体づくりにつながります。

 

3.体脂肪を分解する酵素の活性化。

運動を続けるとミトコンドリアと同様に、脂肪細胞で体脂肪を分解する酵素「ホルモン感受性リパーゼ」が活性化します。

ホルモン感受性リパーゼは空腹時と運動時に活性化され、さらに筋トレ直後やランニングなど有酸素運動をはじめて20分後くらいにより活性化すると言われています。

そんなホルモン感受性リバーゼを活性化された状態で、身体をさらに動かし続ければ、より効率的に脂肪が燃焼できることは想像に難くありません!

 

身体を動かし続けるというところが重要!

上記のように今回の記事では脂肪を効率よく燃焼させるためなら30分は身体を動かし続けたい3つの理由について書かせていただいたわけですが、初心者の方にとって30分身体を動かし続けるのはかなり大きな障壁・・・

下手するときつさのあまり、ランニングを続けられない大きな理由を作ってしまうことにもなりかねません。

そこで重要となるのが、「30分身体を動かし続けたい」の部分。

30分走り続けることはきついけど、疲れたらウォーキングに切り替えるなどしての30分であれば、それほど高すぎる障壁にもならないはずです。

それでもやはり30分はきつい・・・という方は、10分だけ少なくして20分身体を動かし続けるようにすれば、徐々にではありますが着実に脂肪が燃焼しやすい体質に変わっていくはず。

そこで初心者の方はまずは20分、それで余裕ができればさらに10分増やして30分身体を動かし続ける、そして走り続ける体力作りにつなげ、脂肪燃焼の効率をどんどん高めていきましょう!!

 

今回の記事で参考にさせていただいた書籍

ターザン 2015年 10/22 号 [雑誌]
マガジンハウス (2015-10-08)

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