体幹トレーニングがマラソンに及ぼす4つのメリット
ここ最近、ランニング初心者の方にアドバイスをする機会が多くなってきているのですが、ある程度の距離を走れる方と走れない方に大きな差があるように感じるのがお腹まわりを中心とした体幹の強さです。
実際腹筋などの体幹トレーニングを定期的に実施するようになってから、急に走力が向上したというクラブメンバーも多く、レースシーズンが近づく今のタイミングこそ、体幹トレーニングを継続して実施していく価値はかなり高いように思います。
そんな体幹トレーニングを継続することによって、マラソンで得られるメリットを見ていきますと・・・
1.無駄の少ないランニングフォームを作れる
体幹を強化して安定した身体の土台を作ると、上半身の無駄な動きが減って、より腕が振りやすく、脚が前に出やすくなります。
逆に体幹が安定していないと、体力を無駄にロスしてしまうことはもちろん、フォームの乱れにもつながり大怪我の要因にもなりかねません。
また無駄の少ないフォームは美しく、格好良く走りたい方にとっては、体幹トレーニングは最優先で取り組みべきトレーニングと言えます!
2.効率よく前に進めるようになる
体幹の筋肉はふくらはぎなどの脚の筋肉に比べると非常に大きく、鍛えれば鍛えるほど前への推進力を生む大きなバネの役割を果たしてくれるようになります。
逆に体幹の筋肉が弱いと、ふくらはぎまわりや太ももの前側を使った走りになりがちなのですが、故障のリスクが高くなるうえ、脚がかえって太くなった・・・という泣くに泣けない結果にもつながりかねません。
せっかくランニングを続けるのであれば、できれば効率良く前に進め、ついでに言えば特に女性ランナーはすっきりとした脚づくりを目指したいもの。
もともと体幹が弱い方が多い女性ランナーこそ、体幹トレーニングを継続することでスイスイ前に進める身体づくりを目指していきましょう!
3.スタイルを良くする
ランニングで前に進むために重要になってくるのは、お尻まわりや太ももの裏側などの前への推進力を生む後ろの筋肉。
この部分に定期的に体幹トレーニングで刺激を入れておくと、実際に走っている際にも自然と後ろ側にある筋肉を使った走りができるようになります。
お尻まわりにしても、太ももの裏側にしても、ランニングで効果的に使うことができるようになれば、自然と引き締まったスリムな身体になって、スタイルの大幅改善にもつながっていきます!
4.身体のバランスアップと弱点強化
体幹というと腹筋ばかりに目が行きがちですが、肩甲骨まわり、お尻まわり、横っ腹など体幹全般をバランス良く強化していくことで、より効率よく前に進む走りにつながり、故障のリスクを軽減することにつながります。
また人間の身体は日常生活の癖などから左右の筋肉がアンバランスになりがちなのですが、左右差が大きいと走っている時にどちらかの側に大きな負担がかかりすぎることによって、大きな故障にもつながりかねません。
バランス良く体幹トレーニングを実施していくと、弱点となっている身体の部位や左右のアンバランスを把握しやすくなりますので、弱点は自分の一番の伸びしろと前向きにとらえて、重点的に弱点強化を体幹トレーニングで行っていきましょう!
なにより優先すべきは怪我をしない身体づくり
以上のように体幹トレーニングがマラソンに及ぼす4つのメリットについて紹介させていただいたわけですが、体幹トレーニングを実施する一番の目的はやはり怪我をしない身体づくり。
マラソンにおいてトレーニングの継続はなによりも大切で、その継続のためには怪我をしないことが最優先事項とも言えます。
体幹トレーニングは地道で、それほど楽しいものではありませんが、継続していけば必ず故障のしない身体が出来るうえ走りが大きく変わると信じて、積極的に取り組んでいくようにしましょう!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。