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スネに鈍い痛みの走る「シンスプリント」とは?

レースシーズンも佳境に入る中、きついトレーニングを続けていく中でどうしても出てきてしまうのが故障や怪我。

どれだけ練習を積み重ねても、故障をしてしまっては思いどおりの走りはできず、下手するとレースシーズンを棒に振ってしまう事にもなりかねません。

そんな練習を積み重ねてきたランナーに起こりやすい症状の一つが、スネの故障「シンスプリント」

シンスプリントは私も一度経験した事があるのですが、かなり鈍い痛みがスネに走って、走るモチベーションを大きく下げてしまうため、できるだけ早期に対処したいところ。

そこで今回の記事ではシンスプリントの症状、原因、そして対処法について見ていく事で、シンスプリントに悩む方の参考にいただければと思います。

 

シンスプリントの症状

スネの部分に鈍い痛みが走り、またスネの下部分を押すとかなり痛みます。

シンスプリントにはスネの前面と外側の筋肉が痛む「前外側シンスプリント」とスネの後ろ側と内側の筋肉が痛む「後内側シンスプリント」の2つがあります。

 

シンスプリントになりやすい人はこんな人

シンスプリントになりやすいのは練習量が多い方や、ストライドを広く取って走るランナーなどが挙げられます。

また下腿部の筋肉不足の方や、足関節の柔軟性が不足している方にも起こりやすい症状です。

 

シンスプリントになる原因

スネのまわりの筋肉「ヒラメ筋」などは、走ったりしている時に強く伸縮していく中で、すねの骨膜(骨をおおっている膜)を強く引っ張ります。

ランニングで繰り返し大きな衝撃がかかると、スネの筋肉が骨膜を引っ張り続ける状態になり、骨膜が耐えきれなくなって炎症が起こるようになり、これがシンスプリントになる大きな要因となります。

 

シンスプリントの対処法

シンスプリントによる痛みを感じても、ランニングを続ける事は可能と言えば可能です。

ただしシンスプリントの痛みを我慢して走り続けると、疲労骨折につながる可能性もあるため、走る距離・ペースともに抑えていく必要があります。

また走る前も後もスネの痛む部分をしっかりとアイシング。

さらにシンスプリントはふくらはぎまわりの筋肉が硬くなっている事で起こる症状のため、じっくりふくらはぎまわりの筋肉をストレッチする事も重要となります。

さらにストライドの大きいフォームで走る方は、ふくらはぎに負担があまりかからないフォームの改善も重要となってきます。

さらに傾斜のきつい下り坂を日常の練習コースに使用している方は、しばらくコースをフラットなコースに変更した方がよさそうです。

 

シンスプリント予防はふくらはぎのケアがポイント

シンスプリントはランニングを始めた方に多く見られる「初心者病」とも言われていますが、トップランナーでも起こりうる症状で、誰もが起こりうる可能性が多い故障です。

そんなシンスプリントを予防するためにはストレッチやセルフマッサージなどのケアで、ふくらはぎまわりの筋肉を伸ばし、ほぐす意識が重要。

少し面倒にはなりますが、走り終わった後に、ふくらはぎに多少でも痛みを感じる方は、早めのケアを心がけるようにしていってください!!

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