ビルドアップ走とはどんなトレーニング?
今日は霞ヶ浦緑地公園で水曜夜の定期練習会でした。
今日の練習会メニューは8〜10キロのビルドアップ走。
SWAC四日市の練習会、特に夜の練習会では実施頻度も非常に高いビルドアップ走、そもそも「そのビルドアップ走とはいったいどのようなトレーニングか?」というところから今回は書かせていただきたいと思います。
ビルドアップ(BUILD UP)とは「カラダを鍛え上げる」という意味で、ボディビルなどまさに身体を鍛え上げる種目でよく使われる言葉です。
そしてランニングにおけるビルドアップ走とは比較的余裕のあるペースから走りはじめ、徐々に段階を踏んでペースアップしていき、最後は目標とするレースペースより速いペースまで上げて走り切る練習方法で、まさに長い距離を走り切るための身体を鍛え上げる練習と言えます。
ビルドアップ走は最初余裕のあるペースから走り始めるためランニング初心者の方でも気軽に取り組みやすいトレーニングと言え、また何も考えずに走っていると気がつけば後半にかけてペースが上がっていたということは結構よくあることで、比較的いつでもどこでも取り組みやすいトレーニングとも言えます。
またビルドアップ走はペース配分次第では短い距離から長い距離まで距離を問わず実施でき、特に長い距離を走る際には初め余裕のあるペースから走りはじめていることで、後半にかけても一定の余裕をもった状態で走り続けることができ、結果的にスタミナをつけるために大切な長い距離を走り込むにも最適なトレーニングです。
また後半にかけてペースをかなり速いところまで上げていくことができれば、心肺などをしっかり追い込む強度の高い練習を実施することにもつながり、「量」も「質」も両立できる万能トレーニングにもなり得ます。
そんな万能トレーニングであるビルドアップ走を実施する際に最も注意すべきことは、中盤にペースを急に上げすぎないことです。
急にペースを上げすぎると身体に必要以上の負担がかかり、後半の大失速につながる可能性は一気に高くなります。
ビルドアップ走は後半にかけてペースを上げ切って走り切ることが重要で、後半にかけてペースアップできないもしくは失速してしまうようでは、本来期待できるトレーニング効果が期待できなくなってしまいます。
逆に言えば序盤余裕のあるペースから走りはじめ、中盤は段階を踏んでペースアップ、そして後半スピードを上げ切った状態で走り切ることができれば、大きなトレーニング効果が期待できるトレーニングと言えます。
そんなビルドアップ走のトレーニング効果については後日あらためて記事にさせていただきたいと思います!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。