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ダニエルズのランニング・フォーミュラに学ぶ優先すべきレンニングトレーニングの順番

こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。

4月に入ってからいろいろ思うところあって、当ブログの更新が全く途絶えてしまっていましたが、今日より投稿を再開していきます!

さて前回の記事で書かせていただきましたが、今年度のセカンドウィンド四日市ではリディアード理論に加えて、ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版をベースに、練習メニューを組み立てていこうと思っています。

そして前回の記事ではそんなダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版では、5つのタイプのランニングトレーニングが紹介されているのですが、レースに向けての4つのフェーズに区分けして、5つのトレーニングのうち優先していくべきトレーニングがあると書かれています。

そこで今回の記事ではその4つのフェーズに分けて、優先すべきトレーニングについて見ていきたいと思います。

フェーズ1・・・基礎養成期

レースに向けてまず最初に取り組んでいくべきは、やはり基礎の強化。

そして故障しない身体を作っていくことが重要となります。

そこでフェーズ1で最優先すべきトレーニングは、イージーランニング(ジョグやロング走(ジョグペースで長い時間走る))を中心とした基礎練習。

さらにウィンドスプリントをジョグに追加、さらに補強トレーニングや動的ストレッチを、時折行うようにします。

フェーズ2・・・スピード強化期

そして基礎を十分養成した段階から取り組むべきは、スピードの強化。

そこでフェーズ2ではスピードを強化するためにもっとも適したレペティショントレーニングを中心に練習を進め、フェーズ1から新たな負荷としてスピードだけをプラスするようにします。

またロング走はこのフェーズ2でも継続し、ジョグもレペティションとレペティションの間にはさむようにします。

フェーズ3・・・有酸素能力強化期

そしてスピードを強化した後に取り組むのが、有酸素能力の強化。

そこでフェーズ3では有酸素能力をはかる数値としてよく知られる最大酸素摂取量を強化する練習であるインターバルトレーニングを中心に、フェーズ2から新たな負荷として有酸素性システムへの刺激をプラスします。

この時期においてもロング走は継続していきます。

フェーズ4・・・LT値強化期

そしてレースも迫った最終フェーズでは、余裕を持って走れるペースを底上げするために重要なLT値の強化。

そこでフェーズ4ではLT値を強化するためにもっとも効果的とされる閾値ランニング。

さらに閾値ランニングの最後にレペティションを何本か行うと、身体のキレを出すことができます。

またこの時期においてもロング走は継続していきます。

2冊の世界的名著の内容を踏まえつつ新たな理論構築を目指していきます

上記のようにレースに向けたトレーニングとしては、イージーランニング→レペティション→インターバル→閾値走の順にメニューの優先度を高めていくようダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版には書かれています。

ただ市民ランナーの場合、またフルマラソンレースに向かっていくうえでは、私自身この通りにやっていく事にどうも疑問を感じているところもあります。

そこで今年度のセカンドウィンド四日市ではダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版そしてリディアード理論の基礎となる部分は十分に踏まえつつも、5月からは独自の経験や考え方に基づき、私自身で新たな理論を構築していこうと考えています!!

 

今回の記事で参考にさせていただいた書籍

ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版
ジャック・ダニエルズ
ベースボール・マガジン社 (2016-03-22)
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